運送ドライバー
小口配送担当 入社3年目
小口配送を担当しています。大型トラックで営業所まで運ばれてきた荷物を、3tトラックに積み替えて、お客様のところへお届けします。配送先は企業さんや商店さんなどで、運ぶものは原料や材料、食品用のトレー、お酒などさまざまです。
担当エリアは、京丹後市峰山町から丹後町方面、岩滝から伊根方面まで。午前と午後でコースを分けていて、月~金はだいたい同じエリアを回りますが、欠員が出たときなどは違う場所に行くこともあります。
配達ルートは、日によって全然違います。毎日いくところもあれば、月1~2回のところもあったり、日によって全く違うところをまわったりするので、飽きないです。それが、小口配送の面白いところかもしれません。
やってみて、大変なことのほうが全然多いです。でも、僕は人と喋るのが好きなので、お客様と話したり、「ありがとう」と言ってもらえたりすると、すごく嬉しいですね。感謝してもらえることも多いし、「にいちゃん、これ食べな」って何かもらったりすることもあって、その気持ちが嬉しくて「がんばろう」と思えます。
この仕事は“人とのつながり”がないと成立しないと思っています。お客様あっての仕事なので、もし機械とかに全部置き換わってしまったら、面白くなくなるだろうなと。お客様と世間話や仕事の話をすることも多くて、「ここで作った部品は車のシートになる」とか、「このパーツはこういう用途なんや」とか、そういう話を聞くのも楽しいです。
僕は未経験で入りました。準中型免許は、もともと消防団に入るときに消防車を運転するかもと思って取っていて、それが活かせました。
仕事をしていて思うのは、「効率よく動けること」が大事です。ルートを自分で決めたり、荷物の積み方を考えたりするのはパズルみたいです。時短と工夫ができないと、難しいかもしれません。
車のナビは基本使わないです。Googleマップで調べたり、直接お客様に「どのへんですか?」と電話で聞いたり。荷物の積み下ろし順も自分で考えて、「どこを先に回るか」「どう積めば下ろしやすいか」って考えます。両開きのウイング車で、積む位置も工夫します。積み上げることもありますし。
荷物の積み下ろしは、二輪台車を使って、くいっと載せるので、そこまでしんどいとは思っていません。重たいものはお客様にフォークリフトを借りたりすることもありますし、ホームの高さとトラックの高さが合ってるのも助かります。
入る前は、「3tの背の高いハコ車をちゃんと運転できるのか?」っていうのが正直不安でした。ダンプは2tまでしか乗ったことなかったので。
最初は怖かったです。車と違って大きく回らないといけないし、当てそうで。でも、同乗研修が3ヶ月くらいしっかりあって、先輩が「こういうところ気をつけろよ」「この高さは当たるぞ」とか教えてくれました。
狭いところの感覚や見方も教えてくれて、「急に一人で行ってこい」みたいなことはなく、ちゃんと研修期間があったので安心でした。
挨拶や礼儀って大事なことじゃないかと思っています。生きていく上で“せんよりは、したほうがいいこと”というか、元気よく挨拶とか、交通上でのマナーやお客様へ対してしたらあかんこととか、日頃から気をつけていれば、せんなんときに自然にできるものじゃないかなと。
会社からも挨拶についてはしっかり言われますけど、厳しいと感じたことはないです。それって必要なことだと思います。当たり前のことになるんだけど、言ってもらえるうちが花なんじゃないかと思っています。
お客様から「元気で挨拶してくれるのがいい」「よう喋ってくれる」って言ってもらえると嬉しいです。
僕たちは自分たちが作ったものではなく、お客様からお預かりしたものを、別のお客様にお渡しする仕事です。だからこそ、マナーや挨拶をちゃんとするのは当然だと思いますし、それを徹底しているのがこの会社の“らしさ”だと思います。
お客様から「この会社の人は気持ちいいね」と言われることが多いのも、それがあるからじゃないでしょうか。
河嶋運送で活躍している先輩にインタビューしてみました。